腰痛について

このようなお悩みはありませんか?
  1. 慢性的な腰の痛みが続いている
  2. 腰痛により座ったり、立つのがつらい
  3. かがむなどの日常生活への負担が増えてきた
  4. 何度も繰り返す腰痛を何とかしたい
  5. 長時間歩いたり、座ったりすることが苦痛に感じる

なぜ腰痛は起こるのか?

腰痛が起こる理由は、腰という部位が身体を支える中心であり、負担が集中しやすいからです。それでは、腰痛が起きる仕組みを説明していきます。

腰の役割と負担

腰は上半身の重さを支え、体を動かすための土台になっています。普通に立っているだけでも腰には上半身の重さがかかり、さらに悪い姿勢だと負担が増えます。また、腰は体を前後・左右に動かしたりひねったりする重要な部位なので、無理な動作で負荷がかかりやすいです。 他にも荷物を持つとき、腰で重さを支えるため、筋肉や関節が傷つきやすくなります。これらのような動作や負担が腰痛を引き起こします。

筋肉や筋膜の疲労と損傷

腰周辺にはたくさんの筋肉があります。これらが疲れたり、硬くなったりすることで痛みが生じます。特にデスクワークや運転により、長時間同じ姿勢になることで、筋肉が緊張したままになります。このため、血流が悪化して痛みが出ます。 またスポーツなどによる急な動き、重いものを持つときに無理な力が働く時があります。その際、筋肉や筋膜が傷つくと、炎症が起きて痛みを引き起こします。

姿勢の悪さ

人間の背骨は自然なS字カーブをしており、このカーブが体重を分散してくれます。しかし、姿勢が悪いと腰に余計な負担がかかります。例えば猫背の姿勢により、背中を丸めると腰が引っ張られ、腰椎や筋肉に負担が集中します。さらに腰を反らせすぎると、腰椎や椎間関節が圧迫されて痛みを引き起こします。また、足を組む癖は腰の左右のバランスが崩れ、痛みにつながります。このような悪い姿勢や癖により、腰痛を引き起こす場合があります。

椎間板の劣化や異常

背骨の間にある椎間板(クッションの役割)が、負担や老化によって傷んだり変形したりすると、腰痛が発生します。具体的には加齢により、椎間板がすり減ると、背骨の骨同士が擦れ合い、痛みが生じます。また椎間板ヘルニアによって、椎間板が飛び出して神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こします。

神経の圧迫

腰から足に向かって伸びる坐骨神経などが圧迫されると、腰だけでなくお尻や脚にも痛みが広がります。特に坐骨神経痛を発症することで、椎間板や骨の変形で神経が圧迫されます。そのため、しびれや鋭い痛みを感じます。さらに加齢などより、脊柱管狭窄症になることで背骨の通り道が狭くなり、神経を圧迫することで腰痛や脚のしびれが起こります。

筋力不足と体重増加

腰を支えるためには、腹筋や背筋などの筋肉が重要です。運動不足により、筋力が低下すると、腰だけに負担が集中します。また肥満になることで、重い体を支えるために、腰にかかる圧力が増大します。このように腹筋や背筋などの筋肉が弱かったり、体重が増えすぎたりすると腰に大きな負担がかかります。

内臓の問題

腰痛は筋肉や骨だけでなく、内臓の病気が関係していることもあります。具体的には、腎臓結石や婦人科疾患があります。腎臓結石では、腰の片側に強い痛みを感じる場合があります。婦人科疾患では、子宮内膜症や卵巣の病気が腰痛として感じられることがあります。

気象や気圧の影響

天気の変化、特に低気圧の日に痛みが増すことがあります。気圧が下がることで、体内の血流が悪化し、筋肉や神経に影響を与えます。

心理的要因

ストレスや不安が筋肉を緊張させ、慢性的な腰痛を引き起こすことがあります。特に原因が見当たらない場合、心理的ストレスが関係していることがあります。  

症状が改善しない理由とは?

腰痛が改善しない理由は、適切な原因の特定や対策ができていない場合が多いです。それでは、腰痛の症状が改善しない理由を説明していきます。

原因を正確に把握していない

腰痛には「筋肉の疲労」「姿勢の悪さ」「椎間板の問題」など、さまざまな原因がありますが、自己判断で誤った対処をしていることがあります。例えば、椎間板ヘルニアが原因の腰痛に対してストレッチをしてしまい、かえって悪化させることがあります。

日常生活の改善ができていない

慢性腰痛の多くは、生活習慣や姿勢の影響が大きいです。特に長時間座りっぱなし、猫背のままスマホを見る、柔らかいソファでの不良姿勢などがあります。このような生活習慣や姿勢を続けることで、腰に負担がかかり続け、症状が改善しません。

筋力不足や運動不足

腰を支える腹筋や背筋が弱いと、腰だけに負担が集中します。また、軽い動きでも腰が疲れてしまいます。さらに運動不足で筋肉が硬くなると血流が悪化し、痛みが慢性化します。

ストレスや心理的要因

ストレスや不安が、筋肉を緊張させたり痛みを強く感じさせることがあります。例えば、職場のストレスが続くと、リラクゼーションが足りず、腰の痛みが悪化することです。さらに、「痛みが治らない」という不安が、さらに痛みを強くする場合があります。

誤った自己対処や過剰な安静

腰痛を怖がって動かないことで、筋肉が硬くなり痛みが増す場合があります。このように、痛みを避けるために動かずに安静を保ちすぎると、筋力が低下して症状が悪化することがあります。また、インターネットなどで得た情報に基づき、不適切な治療法を試すことも腰痛が改善しない要因になります。

薬や治療法が合っていない

痛み止めや湿布だけで症状を抑えようとすると、根本原因が改善されません。また、治療が合わない場合、痛みが続くことがあります。例えば、椎間板ヘルニアなのに筋肉のケアだけしていることなどがあげられます。

病気や体の構造的な問題

腰痛が内臓の病気や、脊椎の異常に関連している場合、一般的なケアでは改善しません。特に脊柱管狭窄症や腎臓結石などが原因の腰痛の場合、早急な診断と専門的な治療が必要です。

生活習慣の見直しが不十分

偏った食生活や睡眠不足が体の回復を妨げている場合があります。また栄養不足や脱水が筋肉や関節に影響を与えるため、不規則な生活が痛みの改善を遅らせる要因になることもあります。

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